

インプラント
インプラント治療は歯を失い、噛み合わせることができなくなった場合に画期的な治療法です。
健康な歯を削ってしまうリスクのあるブリッジ治療や、入れ歯よりも快適性や機能性に優れているということに
多くの患者さまの理解が深まり、昨今ではインプラント治療を選択される患者さまが増えています。
インプラント治療と言っても様々な治療方法があり、
処置を行う医師の技術力や導入している設備によって、治療できる範囲が異なります。
また、インプラント治療には、良好な全身の健康状態、口腔内の衛生状態、充分な骨の質と量が必要です。
当院ではその判断、インプラント長期保存のための事前審査・カウンセリングを行い、
診断に基づいた綿密な治療計画をご提案いたします。
費用や術後のメンテナンスなどの説明をしっかりさせていただき、
よくご納得のうえでインプラント治療を受けていただきたいと思っております。
■インプラントの知識
顎の骨に埋入するインプラントは、純チタンでできています。50年以上にわたり、研究開発されている技術で、メンテナンスをきちんと行えば、長期間にわたって機能と美しい見栄えを維持することができます。
インプラントは、顎の骨に埋める(インプラント体)と、失った歯の代わりとなる上部構造(人工のかぶせもの)と、インプラントと人工のかぶせものを連結させるアバットメント(土台)の3つの部品で構成されています。

従来の治療とインプラント治療の比較
歯を1本失った場合
ブリッジ
メリット
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治療期間が短い
-
保険適応の治療(症状によっては保険適応外となる)
-
強く噛める
デメリット
-
両隣の健康な歯を削る必要がある
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削られた歯への負担が増加する
-
歯を失った部分の骨が痩せる
インプラント
メリット
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長期間にわたって機能と見栄えを維持できる
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天然歯に近い見栄え
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健康な歯を削る必要がなく、周りの歯に負担がかからない
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顎の骨が痩せるのを防ぐことができる
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自然に噛むことができる
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口元を気にせず自然に話すことができる
デメリット
-
健康保険が適用されない
-
簡単な手術が必要
歯を複数本失った場合
部分入れ歯
メリット
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治療期間が短い
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保険適応の治療
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自分で手入れが可能
デメリット
-
バネなどが見えて見た目がよくない
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バネが健康な歯を傷つける恐れがある
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違和感が大きい
-
歯を失った部分の骨が痩せる
インプラント
メリット
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健康な歯にダメージがない
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美しい見た目に仕上げることができる
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自分の歯のように強く噛める
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口の中で不快感が少ない
デメリット
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健康保険が適用されない
-
簡単な手術が必要
-
定期メインテナンスが必要
歯を全て失った場合
総入れ歯

メリット
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保険適応の治療
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自分で手入れが可能
デメリット
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入れ歯の安定が悪いとずれやすくなる
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硬い物を噛むと、入れ歯が歯茎を圧迫し、痛みを感じることがある
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味覚に影響する場合がある
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入れ歯と歯茎の間に食べた物がはさまる
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顎全体の骨が痩せる
インプラント

メリット
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美しい見た目に仕上げることができる
-
強く噛める
デメリット
-
健康保険が適用されない
-
やや複雑な手術が必要で複数回に分けて手術を受けなければならない場合がある
当院のインプラント治療の特徴
01
CT撮影、3D画像による解析と埋入シミュレーション
インプラントの手術においてはCT撮影により取得した患者さまの神経や血管の走行、骨密度などの情報を元に、安全に手術を行うためのシミュレーションを行います。歯ぐきを切開しないと見えなかった骨の詳細な状況を手術前にコンピュータで分析し、さまざまな角度からリアルに再現できる技術です。
科学的なデータから術前のシミュレーションをすることにより手術の安全性を高め、患者さまの負担を減らすことができる医療テクノロジーです。

02
最新のストローマンインプラントを使用
当院では世界70ヶ国以上、500万人以上の症例で高い成功率が報告されている、ストローマンのインプラントシステムを導入しています。
インプラント治療を受ける際は、インプラントメーカーにこだわることも大切です。世界のインプラント市場でトップクラスのシェアを誇るストローマンは、長年の研究開発による良質なインプラントで信頼性が高いとされています。
また、世界中で多くの歯科医院がストローマンインプラントを取り扱っているため、万が一使用中のインプラントにトラブルがあった場合でも安心です。

03
ガイデッドサージェリーを使用した手術
ガイデッドサージェリーとはインプラント手術を補助する装置のことです。
撮影した患者さまのCTデータを元に、コンピューター上でインプラントの埋入位置などを設計し、それに合わせてオーダーメイドで作製します。この装置により通常のインプラント手術に比べて、最小限の範囲の歯肉切開ですむため、患者さまの負担が少ない上に正確さに優れています。 ガイデッドサージェリーを使うことで、インプラントを治療計画通りに埋入することができ、インプラント治療の成功率が向上します。

ガイデッドサージェリーを使用した手術のメリット
インプラントの埋入位置、角度、深さは患者さまごとに異なり、数ミリのずれが治療結果に大きく影響します。
しかし、ガイデッドサージェリーを使用することにより、シミュレーションで決めたインプラントの埋入位置、角度、深さが計画通りに再現できます。歯茎や顎の骨への侵襲も最小限に抑えることが期待できるため、治療期間の短縮にもつながり、患者さまの負担軽減となっています。
また、従来の手術のようにメスを用いて歯茎を大きく切開する必要がなく、非常に低侵襲な手術が可能です。
■通常の手術
もちろん手術は可能ですが、歯肉を切開する範囲が広いので腫れたり、傷口が治癒するのに時間がかかったりする原因となります。

①
大きく切開
②

ドリリング
■ガイデッドサージェリーを使用した手術
インプラントに必要な最小限の範囲の歯肉を切開するので、傷の治りが早く患者さまの負担が少ない上に正確さに優れています。
①


②
③

小さく切開
ガイドをセット
ガイドに沿ったドリリング
治療の流れ
1
問診
治療の前に、カウンセリングにてインプラントの正しい情報を知っていただきます。患者さま個人の状態に関する説明や、一般的な手術の成功率や起こり得るリスク・デメリットなどもお伝えします。
インプラントについて十分な知識を得ていただき、改めて手術に挑む意思がかたまった後、治療のための術前検査に入ります。

術前検査
2
むし歯、歯周病の有無をチェックして必要であれば治療を行います。
インプラントは顎の骨に埋め込むため、神経や血管を傷つけるリスクと向き合わなくてはなりません。どんなに経験を積んだ歯科医であっても、検査なしで行えば、神経や血管に思わぬ損傷を与えてしまいます。
血管や神経、骨の厚みなど患者さま一人ひとり異なるため精密な審査が必要となります。当院では歯科用CTスキャンを導入し、より正確な診断に努めています。

3
治療計画・口腔模型・ガイデッドサージェリー作製
CTデータを元に、あらゆる角度から血管、骨の厚み、神経の位置を確認し、インプラントの太さや長さ、入れる角度を想定します。
さらに口腔内の形状を正確に把握するため、お口の中の型を取り、模型を作製します。その後、患者さまに合わせたガイデッドサージェリーの作製も行います。

4
1次手術
歯肉を切開して、顎の骨に穴を開け、インプラントを埋入します。埋め込んだインプラントの上に歯肉を被せて縫合し、骨とインプラントが結合するのを待ちます。

5
2次手術
歯肉を切開し、1次手術で埋入したインプラントを露出させます。人工歯を装着するアバットメントを装着します。型を取り、人工歯を製作します。

6
人工歯の取り付け
インプラント埋入後、骨との結合が確認できれば人工歯を製作し、治療完了となります。
しかし、インプラントも天然歯と同様に、手入れを怠ると問題が起こることも考えられます。せっかく入れたインプラントを長持ちさせるためには歯科医院でのメンテナンスと、ご自身のセルフケアが大切です。

料金・よくご質問
通常手術
400,000円
GBR
50,000円
ソケットリフト
50,000円
サイナスリフト
150,000円
ガイデットサージェリー
50,000円
保証(ガイドデント)
25,000円